「敷金」「敷引き」「礼金」などの違い

不動産の物件資料を見ると、
「敷金」&「敷引き(解約引き)」の場合と
「敷金」&「礼金」の場合がありますが、契約時にいくらの金額が必要で解約時にいくら戻ってくるか分かりにくいようです。

では、例えば「敷金20万円」「敷引き(解約引き)10万円」の場合を借りる立場側からみると


上の図のように、契約時に貸主側に渡す敷金20万円には敷引きの10万円が含まれており、解約時に敷引きの10万円が引かれて、残りの10万円が戻ってくることになります。
(注:家賃の滞納など敷引き以外に引かれる金額がない場合です)


次に「敷金10万円」「礼金10万円」の場合を借りる立場側からみると

上の図のように20万円が契約時に必要で、解約時には10万円が戻ってきます。礼金として支払った10万円は戻ってきません。(注:家賃の滞納など敷金から引かれる金額がない場合です)



「敷金」&「敷引き(解約引き)」の場合と「敷金」&「礼金」の場合のどちらが得か損かはありませんので、いくら必要でいくら戻ってくるかをご理解いただければと思います。

2025年02月26日